漫画家には、大学時代にイスラム教に改宗した米国人の女性漫画作家兼小説家、G・ウィロー・ウィルソンさん(31)を選んだ。
ウィルソンさんは作品について「主人公はパキスタンのイスラム教徒の保守的な生活習慣と、(奔放(ほんぽう)な)米国のティーンエージャーである自分の生きざまとのはざまで格闘することになる」と説明。「記憶の中に鮮明に残る自分の高校時代を反映した作品にしたい。物語の中心は(漫画好きな)すべてのオタク系女子が求める、大人になり切れないティーンの女の子による友情物語になる」と明かした。
増える非白人
米国のヒーロー漫画の主人公といえば、かつては白人男性が定番だったが、最近は人種の多様化を受け、2011年には新しい「スパイダーマン」に黒人とヒスパニックのハーフが登場するなど、非白人のキャラクターが増えている。