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「今ある」中国の脅威 反米機運扇動は危険 (1/4ページ)

2013.10.7 15:44

 【佐藤優の地球を斬る】

 東京で10月3日、日米の外務・防衛閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)が行われた。今回、米国はケリー国務長官、ヘーゲル国防長官を派遣し、対日重視の姿勢を目に見える形で示した。10月4日付産経新聞は、主張で「2プラス2」合意について、<軍事的に台頭する中国が、尖閣諸島奪取を狙って海洋進出攻勢をかける一方、北朝鮮も核・ミサイル開発を進めている。日本周辺の安全保障環境が一段と厳しさを増す中で、この合意の重要性は極めて大きい>と述べているが、その通りだと思う。

 連携強化が必要

 中国が潜在的脅威であるという認識は甘い。中国は、国家戦略として本気で尖閣諸島に対するわが国の実効支配を切り崩そうとしている。中国は日本にとって顕在化した「今ここにある」現実的な脅威である。中国の脅威に対抗するためには、日米同盟を深化すると同時に、民主的手続きによって国家指導部が選ばれている韓国、ロシアとの連携を強める必要がある。冷静に考えれば、これ以外の戦略はないのであるが、残念ながら論壇の一部には、反米機運をあおる動きがある。

大正時代にベストセラーとなった樋口麗陽「小説・日米戦争未来記」

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