プロジェクトのキックオフイベントとなる西日本大決起会が(2013(平成25)年)8月24日に、本番の中心会場となる「サンポート高松」で開かれた。その舞台裏に潜入し、発起人らのプロジェクトにかける思いを取材した。
「夢を取り戻して」
私たちがこのプロジェクトに携わるようになったのは今春、発起人の一人で、全日本伝統文化後継者育成支援協会の代表理事を務める木村麻子氏(35)から、話を聞いたことがきっかけだった。
「子供たちに夢を取り戻してほしい。それにはまず大人が本気にならないと」。初対面の私たちに目を輝かせて、そう話す木村さんにぐいぐいと引っ張られ、自然と巻き込まれていった。若者としても何かしなければと考え、「次世代チーム」を結成することになった。
それから4カ月。まだまだ小さいが、関東を中心に新社会人、大学生、高校生によるチームができつつある。チームを代表してキックオフイベントを取材するため、高松へ向かった。
ステージと大きなスクリーンが設置された会場は、ムンムンとする「本気の大人の熱気」が満ちていた。