「アップルが(最近)すごい新製品を発売しないと批判する人々は、人類の偉大な進歩(につながる製品)は、毎年登場したりしないことを悟るべきだ」と述べ、クック体制を擁護(ようご)した。
しかし「アイフォーン」の販売不振などで株価が昨年9月の最高値から約40%も下落している最近のアップルの業績低迷には納得がいかない様子だ。
「サムスンに勝て」
こうした状況を打破するため、ウォズニアック氏は「タブレット端末市場でも急成長を遂げる世界最大のスマホメーカー、サムスンとの闘いに勝たねばならない。中国など新興市場での販売力強化が不可欠だ。サムスンは世界中に強固かつ多様な販売経路を持っている」と指摘した。
今年4~6月期の中国スマホ市場でのアップルのシェアは5%で業界7位。この状況を打破するため、9月10日に発表予定の新型アイフォーンには廉価版に加え、中国人が好きな金色を追加すると報道されている。