グローバルリーダーの育て方

子供の英語教育、お金と時間の最適なかけ方 小学3年生まで粘って (2/3ページ)

龍芳乃
龍芳乃

子供に英語を習得させる 効率的なお金と時間のかけ方

 ランキング結果からも読み取れますが、日本にいながら英語をマスターするのは、お金も、時間も忍耐力も必要です。そこで、皆様に質問です。

 「英語習得」という時、皆様は下記のうちどのレベルをお子さんに目指してほしいですか?

  • Level1: 英語に親しむ
  • Level2: 英語をしっかり学びたい
  • Level3: 英語を使って別のことを学びたい

 図は、大まかなサービスに対して、どの程度の英語が習得できるかを示したものです。

 私が経営しているGG International School(GGIS)は、もちろんLevel3「英語で学ぶ」なので、英語はさっさと習得して、その先の科目やスキルに注力しています。このレベルでは英語はあくまでインフラです。

 Level2の「英語をしっかり学ぶ」が目的というであれば、アフタースクールなどの英語環境にできる限り長い時間身を置く環境をお勧めします。逆に英語をしっかり学びたいと思っているのに、自宅教材だけでそれを成し遂げようとするのは、とても困難です。

「親しむ」だけなら中途半端に投資しなくて良い

 年齢にもよりますが、Level1「英語に親しむ」ことが目的なのであれば、学校のALT(外国語指導助手)の先生や英語学校が主催しているハロウィンなど単発のイベントに参加するだけで十分です。学校で英語を習い出したときに英語が嫌いにならないためにご自宅で市販の英語教材に親しんでおくのも悪くはありません。

 しかし、慣れる、親しむだけでは、Level2、 Level3へと進むことはかなりの困難を伴います。最終的にLevel3「英語で学ぶ」を目指すのなら、最初からLevel3の環境を与えてあげたほうが、お子さんは苦労しません。

小学3年生まで粘って!

 小さい子供は吸収がとても早いです。しかし、忘れるのはもっと早い。小さい頃から英語を始めるならば、小学3年生まで続けられるよう計画を立てて下さい。

 GGISでは小学3年生を「バイリンガルになるためのロードマップ(道筋)」における重要な通過点と定義しています。3年生という学年は、読み書きができ、自分で言語を維持・管理できる年齢だからです。

 途中で辞めるくらいならば、そのお金・労力・時間は取り置いておき、高校や大学などで短期留学したほうがよっぽどためになると思います。投資を無駄にしないためにも、3年生を一つの目標にして下さい。

バイリンガルを目指すなら3歳までには始めたい

 では、Level3あるいはバイリンガルを目指すとき、英語はいつから始めれば良いでしょうか? 「小さい頃」とは具体的に何歳でしょうか。早ければ早いほど良いですが、ここからは予算との話し合いにもなります。GGISでは遅くとも3歳までに始めることをおすすめしています。

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