【元受付嬢CEOの視線】年末年始の挨拶、実は迷惑? 「悪しき習慣」に元受付嬢が経営者目線で新提案 (1/3ページ)

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 【元受付嬢CEOの視線】 クリスマス会、忘年会、納会…年末はただでさえ忙しいのに、さらに「年末年始のご挨拶」が入ってくる。これ、ビジネスシーンのあるあるですよね。

 実は受付嬢だった頃、私も12月は憂鬱でした。世間は「クリスマス」「お正月」…と浮かれムードなのに。

 というのも、年末年始はアポなしの来客が異常に増えるのです。いわゆる受付嬢にとっての繁忙期ってやつです。

「年末年始のご挨拶って必要ですか?」

 でもそれは受付嬢だけじゃなかったようです。この前、会食でこんなやり取りがありました。

 相手 「ぶっちゃけた話で恐縮なのですが、年末年始のご挨拶って必要ですか?」
 私  「必要ないです!」(即答)

 その時に受付嬢時代の思い出が蘇りました。

「居留守を使ってくれ」

 月末月初というのは通常時でも来客が増えて忙しいのに、年末年始はその「ご挨拶」というやつで、一人のお客様がグループを横断して取次を求めてくるのです。しかも一人ではありません。1日に何人もそういったお客様がいらっしゃるのです。

 基本的にアポがないので、内線電話をかけても担当者はおらず、代理の方も慣れた様子で「カレンダーとかあるなら預かっておいてください」と言います。相当忙しかったのか、「居留守を使ってくれ」と依頼されることもありました(笑)

 カレンダーは結果的に私たちが受付で預かります。新年の挨拶の時は「謹賀新年ご挨拶」のいう謎の印鑑を押した名刺とともに(笑)

「不在」を願う訪問者