●将来も稼げる職種:セールスエンジニア職
コミュニケーション力に加えて高度の商品知識が要求される「セールスエンジニア職」も上位にランクしている。12位の「セールスエンジニア 精密・医療用機器系」(729万円)を筆頭に、「セールスエンジニア 自動車・輸送用機器系」(626万円)などが目立つ。
▼会社の売買仲介という営業で時給7682円、平均年収2154万円
一方、Vorkers調査の「上場企業の時給ランキング」を見ても、制御・計測機器の営業職が数多く在籍するキーエンスが2位(時給:6548円、平均年収:1777万円)に輝いている。
また、時給ランキング1位のGCA(時給:7682円、平均年収:2154万円)は、M&Aアドバイザリー会社だが、代表的職種のM&Aコンサルタントは会社の売買の仲介をする仕事だけにコミュニケーション力は不可欠である。加えて、会社のヒト、モノ、カネなどの資産を精査するため、会計知識の専門性も要求される仕事だ。
「時給の高い」大企業の社員は他社では通用しない?
●時給の高い上場企業はどの会社か?
さて、あらためてVorkers調査の「上場企業の時給ランキング」をじっくりみてもらいたい(図表2)。このランキングは、平均年収を(標準労働時間+残業時間)で割って算出しており、上位であるほどコストパフォーマンスがいい企業だと言える。