ここは、可能な限り十分に甘えさせてあげましょう。十分に甘えさせてもらった子どもは、エネルギーを蓄え、外の社会へ出て自立します。
これが出せない子どもは、危ないことがあります。本当に必要な要求が出せないということです。赤ん坊に例えるなら、お腹が空いているのに泣かないのと同じです。だから「抱っこして」と言ってきたらまずは、ひと安心。十分に甘えさせてあげます。
ちなみに、「甘やかす」のとは訳が違います。
これは例えば、買い物で欲しいものをねだって、だだをこねるので仕方なく買ってあげるような行為です。別の例でいえば、歩くのが疲れるからというだけの理由で、子どもを学校まで送迎してあげるような行為です。
見分け方は簡単で、それで将来子どもが幸せになるか不幸になるか考えるだけです。
甘えさせれば、人にも優しくなるなど人格が安定し、将来的に幸せになります。
甘やかせば、自分勝手のわがままになって、将来的に不幸になります。
「抱っこして」は決してわがままではありません。愛情エネルギーチャージの要求です。どんなに忙しい中であっても、たとえ数秒でもいいから、「抱っこタイム」を意図的に設けて、親子で心身をゆったりと回復させましょう。