【江藤詩文の世界鉄道旅】バレーメトロ(1)和気あいあいの車内で何が!? 突然起こった流血の大騒動 (1/2ページ)

2017.1.22 18:00

ライトレール「バレーメトロ」
ライトレール「バレーメトロ」【拡大】

  • クレジットカードも使える自動券売機
  • ラッピング車両もある
  • 駅にはモダンアートがあった
  • 案内板の表示もわかりやすい

 ご存じのようにアメリカは、ニューヨークといった一部の大都市を除きだいたいはクルマ社会だ。滞在していたアリゾナ州フェニックスもそう。空港とダウンタウンの真ん中あたりに位置する私のホテルの周辺には、何もない。外気は35℃を超え、クラクラするほど強烈な陽射しが照りつけている。レセプショニストのサンドラさんいわく、徒歩で行ける範囲にあるのはコンビニエンスストアのサークルKのみ。スタッフは自家用車で通勤し、たまにホテル=空港間を定期運行している無料のシャトルバスを利用して、空港までランチをとりに行くという。しかし「空港のオススメは中国料理のファストフード」と聞き、行く気が萎えた。

 けれどもフェニックスには、2008年に開通した地域交通システムのライトレール「バレーメトロ」がある。アリゾナ・ダイヤモンドバックスの本拠地チェイス・フィールドやフェニックス・サンズの本拠地アメリカ・ウェスト・アリーナを通りセントラルアベニューへ向かう便利なルートで、乗車料金も安い。

 「メトロなんて自家用車を買えず、キャブにも乗れない人が使うもの。Uberにしなさいよ」というサンドラさんに従って、スーパーマーケットへ行くのにわざわざUberを頼んだが、日用品を買うだけなのにこのコストはちょっと馬鹿らしい。見かけた「バレーメトロ」は新しくピカピカ輝いていて、帰路はこれを利用しようと心を決めた。

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