進化するペースメーカー、MRI対応型が主流に 4年間で普及 (2/4ページ)

MRIが診断に効果を発揮する主な疾患
MRIが診断に効果を発揮する主な疾患【拡大】

  • MRI検査に対応した日本メドトロニックのペースメーカー(同社提供)

 平成24年、医療機器メーカー「日本メドトロニック」(東京都港区)が国内初のMRI対応型を発売したのを皮切りに、国内の主要メーカーも扱うようになった。いずれも磁力の影響を受けやすい部品を減らしたり、発熱を抑えられるリード線を使用したりしている。

 日本医学放射線学会などが定めた基準をクリアした特定の施設に限られるなどの条件はあるものの、装着者の多くが検査を受けられるようになった。

 診断に効果発揮

 ペースメーカー製造業者などでつくる「日本不整脈デバイス工業会」(文京区)によると、毎年約4万人が新たにペースメーカーを埋め込み、装着者は約40万人に上る。日本メドトロニックの調査では、装着者の平均年齢は74歳で9割が65歳以上という。

MRIは高齢者に患者が多い関節の病気の診断に効果を発揮

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