“リアルブラタモリ”人気急上昇 名物ガイドが教える「京都の凸凹」の魅力 (4/6ページ)

まいまい京都のツアーで嵐山を案内する梅林秀行さん(先頭)と参加者たち。出演している「ブラタモリ」効果もあり、人気が上昇している=京都市右京区
まいまい京都のツアーで嵐山を案内する梅林秀行さん(先頭)と参加者たち。出演している「ブラタモリ」効果もあり、人気が上昇している=京都市右京区【拡大】

  • まいまい京都のツアーで嵐山を案内し、岩の前で立ち止まって説明する梅林秀行さん(右)=京都市右京区
  • 「まいまい京都」でツアーガイドを務める梅林秀行さん

 まいまい京都は、京都を愛する住民がガイドとなって、ひと味違ったミニツアーを企画する団体だ。誘われるままに、ガイドを務めることに。

 御土居の跡や、幻の城「伏見指月城」の遺構とみられる土地をめぐり、地形から歴史をひもとくツアーを始めた。「初回からびっくりするほど好評だった」

 最近は祇園などの観光地を訪ね、土地の高低差にスポットを当てるツアーも行っているが、いずれも定員いっぱいになる盛況ぶりだ。

 ツアー中に通りかかった家から家族が飛び出してきて、サインを求められることもある。

 「人生にはどうしたって起伏がある。その目で街の風景を見たら、凸凹や道の曲がり方に共感が生まれますよね。悲しくなるときもあれば、うれしくなるときもある。街歩きは、記憶が刺激される歩き方が一番いいと思うんです」

 ユニークなガイドは300人

 個性豊かなツアーを行うまいまい京都は23年、「知られざる京都の暮らしや見どころを堪能してほしい」と以倉敬之代表(30)らが立ち上げた。

どれも従来のツアーやガイドブックにはない魅力にあふれていると盛況で…