ただ最近は、少子化の煽りを受けてか、急に社会全体に「産めよ増やせよ」という空気が流れて、未婚者への風当たりが一強くなってきました。この風向きの急激な変化に戸惑っている人は多いかもしれません。
「生き方のダイバーシティを認めましょう」という世の中の流れがある一方で、「この国の少子化は非婚晩婚が諸悪の根源だ」という論調があります。個性を尊重しようとか、多様性が大事だといっていても、少子化の議論になると、「全体のための個人」という発想になりがちです。
このようにみてくると、結婚観をはじめとする社会通念はとは絶対的なものではなく、時代によって移り変わるものだということがわかります。