「プラモデルは実物の48分の1ほどのスケールでしょう。でもログハウスは、1分の1。いまは生活と趣味と仕事が、完全に一体化しているからストレスがないんだろうね」
原人生活といっても、特別な制約があるわけじゃない。気負いもないし、もちろんムリもしていない。ネタとしてつくったログハウスにハマり、余計だと感じたモノを省いた先に、たまたまストレスとお金から解放された原人生活があったのである。
「昔は100%で仕事をがんばってきたけど、いまは100%で生活を楽しんでいる。実は、何も変わっていないのかもしれないね」
守村 大
1958年生まれ。マンガ家。『万歳ハイウェイ』『あいしてる』『考える犬』など著書多数。47歳のとき、福島県の山中に入植。現在は自給自足生活を続けながら、その様子を「新白河原人」としてモーニング誌で連載中。</span>
(山川 徹=文 小倉和徳=撮影)(PRESIDENT Online)