キーワードは「縁起のいいまち」。そんな町おこしを進めているのが、茨城県ひたちなか市です。
スタートは2003年。当時の市名・勝田=かつた=「勝った」から「勝つ町」で売り出そうといろんな「縁起もの」の開発してきました。まずは勝田駅から金上駅までの乗車券を「勝って金運が上がる縁起の良い切符」。その後、特産品のカツオを使った「カツオカツ」や神社で祈祷した「縁起のいいバッジ」「応援シール」等々です。
近年は受験シーズンに絵馬3000枚を作り、1500枚を市内の全中学3年生に無料で配布、残る1500枚は駅に置き自由に願い事を書いてもらったあと神社に奉納するなど、縁起のいい行事も盛んです。
同市のご利益の原点は1984年夏の甲子園までさかのぼります。あの清原、桑田のKKコンビがいたPL学園を破って全国優勝した県代表・取手二の球児が勝田駅の切符をお守りにしていたのです。
「縁起のいいまちひたちなか推進協議会」の小泉芳邦さんは「自分の住む町を大好きになり、ずっと住み続けてもらうことが縁起のいいまちの証」といいます。名前は変わっても縁起の良さは変わらず、パワーアップを続けています。
<プロフィル>
むた・あきこ 元NHK(水戸・首都圏)リポーター。現在茨城県内を中心にフリーアナウンサーとして活動中。
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