「妊活」は、妊娠や出産に備えて知識を身に付けたり、体調を管理したりする活動。同社のヘルスケアビジネスを推進するチーム「ABCヘルスラボ」の管理栄養士、板垣好恵さんは「独身の女性も2、3年後には妊娠する可能性のある予備軍。妊娠しても気づくのに時間がかかるので、いつ赤ちゃんがおなかにいてもいいように体づくりを始めるきっかけになれば、とセミナーを続けてきました」。
妊活中の食事で特に意識して取りたいのは、子宮や卵巣、女性ホルモンの働きを良くする7つの栄養素。まず、ホルモンバランスの調整など女性の体を整える「ビタミンE」「イソフラボン」。さらに、胎児にも重要な「葉酸」「亜鉛」「ビタミンA」。これに、不足しがちな「鉄」「カルシウム」も加えた7つだ。
しかし、妊活と食に関する情報は妊娠中の食生活や離乳食に関する情報に比べて少なく、参加者から「もっと情報が欲しい」という要望が多かった。