■ウイルス検査し血液製剤に
必要な量の血液を確保するため、厚生労働省は平成23年に献血の採血基準を見直し、男性に限り、献血が可能な年齢を400ミリリットル献血で18歳から17歳に引き下げ、血小板成分献血は54歳から69歳に引き上げた。65歳以上の場合は60~64歳の間に献血経験がある人に限られる。
献血した血液は赤十字血液センターでウイルス検査などを行ったうえで、血液製剤や血漿(けっしょう)分画製剤となり、患者の元に届けられる。
昔のテレビドラマなどでは家族や友人の血液をすぐに患者に輸血する場面があったが、今は緊急で呼び掛けて集まった血液をそのまま患者に輸血することは基本的にはない。