トレンドはほどよく取り入れている。例えば、今季のトレンドは白色コーディネートや透け感がキーワードだが、「丈や素材違いなど白色パンツは昨年より多く展開」(鈴木さん)したり、透け感はざっくり編んだニットを提案したりする。普段使い向けには「ギャローリア オフスタイル」、通勤着には「ギャローリア オンスタイル」と2つのサブブランドで対応する。
接客にも力を入れ、同一傘下の「そごう・西武」(同)アパレル担当が接客指導へ出向いたり、各店の担当者を集めた研修も行ったりしている。ニットで4千円前後、スカート・パンツは4千~5千円前後などスーパーの衣料品としては少し高価格だが、「接客を通じて素材の良さやコーディネートを説明できる」と自信を見せる。
今年2月には価格帯が1・5~2倍の「ギャローリア プレステージ」を全国20店で展開。無縫製のニットカーディガンや従来品より厚い生地のパンツなど縫製や素材にこだわった定番をそろえ、「良い物を長く着たい」という消費者ニーズに応えるという。