関東で展開する小中高校生の進学塾「市進学院」(東京都文京区)も数年前から中学生を対象に、将来の仕事に役立つ資格、社会に出て働くことの意義などキャリア教育を実施し、学習意欲アップを高めている。
第一ゼミナールを運営する「ウィザス」(大阪市中央区)第一教育本部企画戦略部の樋浦忠司部長は「学習指導だけでなく、将来像を描き、プラスの思考を育み、社会に通用する人材づくりを担っていきたい」と話している。
【用語解説】キャリア教育
子供に将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で役割を担うことを教えることで学習意欲の向上や学習習慣の確立を図る教育。フリーターやニートなど若者の就労問題への対策として、文部科学省が中心となって小中高校などで実施している。