また、生活環境のなかで携帯電話を持っている若者は、持っていない人よりも失職期間が短くなる一方、自分用のパソコンは持っている方が長期化する傾向があるという。
立命館大大学院の西田亮介特別招聘教授は、「孤立せずに周囲の人と関係を維持することの重要性が示された。パソコンは、ゲームなどコミュニケーション以外の手段で使われているのではないか」と話す。
工藤理事長は、「現場レベルの経験をデータで裏づけることで、よりよい支援を若い世代に届けていきたい」と話している。調査結果をまとめた「若年無業者白書」(1575円)は通販サイト、アマゾンで購入できる。