就活で「雑談面接」が増えたワケ 学生に求められる対話力 (2/4ページ)

2013.10.27 12:00

 雑談面接とは、企業が学生をリラックスさせ本音を探るのが目的である。そのため、「学生時代に頑張ったことは何ですか?」、「あなたの強みと弱みは?」など従来のような質問をすることは雑談面接ではタブーになっている。

 では、なぜ近年雑談面接が増加しているのか。それは、企業が学生の人間性を把握したいと考えているからだと私は思う。

 従来の面接では、「学生時代に頑張ったことは何ですか?」「志望動機を教えてください」などテンプレ通りの質問がされる。面接では簡潔に要点をまとめて話す必要があるため、人間性が見えにくい回答になってしまう。

 時間があれば、そこから具体的に掘り下げることで学生の人間性を把握することができるが、企業は限られた時間の中で学生を判断しなければならないため、結果として学生の差別化が難しくなっている。そのため、面接官は「第一印象」、「好き嫌い」という感覚的な要素で評価する傾向が強い。

いつしか人間性を見えにくくしてしまった

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