しかし、12年12月~23年3月販売分で年齢制限を撤廃し、通院給付金も継続入院5日に変更。23年3月発売の「生きるためのがん保険Days」では治療実態に合わせ、通院給付金の入院日数条件を外した。
加入中の生命保険や医療保険のがん特約の支払い条件を確認し、不足分を補うようにしたい。
AIG富士生命保険(港区)の「がんベスト・ゴールド」は主契約が診断給付金で、入院や通院給付などは特約扱い。「診断給付金は用途を問わず治療に入る準備に使えるので、生命保険の特約との重複も避けられる」(松浦さん)。メットライフアリコ生命保険(墨田区)の「ガードエックス」は、3大治療開始時に支払う治療給付金が主契約だ。
保険各社が特約としている先進医療給付は保険料が月額100円程度で費用が負担されるため、松浦さんは加入を勧める。例えば、重粒子線治療なら314万円の自己負担分を保険で賄うことができ、治療の選択肢が広がる。