今年6月の本コラムで、米国ロサンゼルス郡とオレンジ郡の寿司(すし)店の寿司ねたの多くが、米海洋環境保護グループのDNA鑑定でデタラメだったことが分かったというお話をご紹介しました。
このコラムに対する反響は大きく、たくさんの在米邦人のみなさんから電子メールをいただき「米国でデタラメなねたで商売している寿司屋は韓国系と中国系ですよ。彼らが日本文化を海外で破壊しています」と内幕を教えていただきました。
あれからほぼ半年。欧米ではまた寿司がやり玉に上がっています。世界のニュースを幅広く紹介する米ニュースサイト、グローバル・ポストが12月4日に「Sushi kills your brain(寿司があなたの脳を破壊する)」というシンプルかつ過激な見出しの記事を掲載したからです。
なぜこんな記事が出たのかというと、サメやメカジキ、そして寿司ねたでおなじみのクロマグロといった大型の魚に含まれる水銀の量が年々、増えており、こうした魚を食べ続けると水銀の毒のせいで、子供の脳の発達障害といったさまざまな健康被害が起こるという報告書が発表されたからです。