<現状>
・自分一人ならば何とか食べていけるが、2年前に結婚したため、家庭に少しでも多くお金を入れられるようになりたい。そのため、本の執筆や、講演会などを細々と行っているものの、未だ生活は苦しい。
・第一志望は大学講師だが、募集は少ないので、学習塾の社会科の講師など、研究と両立できそうな仕事に応募しているが、一向に書類が通らない。
大学時代から社会学系のある分野の研究に没頭。現在も大学院で研究を続けている。しかし、2年前に結婚したにも関わらず、生活費をほとんど稼ぎ出せない状態。収入を少しでも増やしたいと、研究と両立できそうな仕事を探しているが、大半が書類落ちの状態。
Dr.門野(以下、D):榎本さんは社会学系分野の学問の研究家で、本も執筆されているのですね。
相談者(以下、相):はい。大学時代から10年以上、研究に取り組んでいます。本の執筆のほか、専門誌への寄稿や、講演会なども行い、数回ですがテレビや雑誌の取材も受けたことがあります。これからもずっと、この分野に打ち込みたいのですが、研究費は取れても生活費まで回せるのはほんのわずか。