賃上げ平均は6077円 今春闘で連合が中間集計
連合は14日、今年の春闘の賃上げ平均額は定期昇給やベースアップ(ベア)を含めた総計で6077円、賃上げ率で2・06%だったとの中間集計を発表した。300人未満の中小組合に限ると平均4715円、1・91%の賃上げとなった。
12日現在の集計。今年のこれまでの中間集計に比べ、大手と中小の賃上げ率に差が開いた。商業流通など、中小が大手より好調な業界もあった。記者会見した須田孝総合労働局長は「中小は若干下がってきているが、まだまだ頑張っている」と語った。
前年同期比では、全体が平均額で593円、賃上げ率で0・18ポイントの減少。中小が213円、0・10ポイントの減少だった。
一方、中小の製造業が中心の産業別労働組合JAMが発表した11日現在の集計によると、ベア回答を得た組合の平均額は1383円。うち300人未満の中小組合の平均は1443円で全体の集計を上回った。
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