学校が始まり、就職活動との両立が大変… 時間を上手に使うポイントは?
【Q】学校が始まり、就職活動との両立が大変です
【A】社会人になる前の準備として、自分なりに時間の作り方を工夫してみよう
4月も半ばを過ぎ、前期の授業が始まった学生も多いのではないでしょうか。そうした中、「就職活動との両立が大変です」という声が寄せられました。
授業や就活だけではなく、アルバイト、サークルなど忙しい大学生活の全てをこなすのはとても大変なこと。先輩たちが就活中に、どのような時間のやりくりをしたのか、4つのポイントを紹介します。
1つ目は、「メリハリ」をつけること。「1日3件以上説明会に参加すると疲れるので2件と決め、残りの時間はリフレッシュにあてた」「『就活だけの日』と『就活を一切しない日』を決めて活動していた」「就活が忙しい時期は、アルバイトを週3回から週1回に減らしてもらった」など集中できる環境を自ら整え、成果を上げている先輩が多くいました。
2つ目は、「隙間時間の活用」です。「タブレット型端末を購入して、通学電車の中でも企業情報を収集・整理し、企業研究を行った」「自己分析はどこでもできるのでお風呂でしていた」など「ちょっとした時間にできることを実践し、学業との両立ができた」という声が出ています。
3つ目は、「余裕をもったスケジュール」を組むこと。「エントリーシートを書く際、私の場合は時間がかかるので、その分の予定を空けておいた」「道に迷うことが多いので、移動時間は多く見積もって、説明会をハシゴしていた」など「自分のペースを崩さず、計画的に取り組んだ」という声が集まりました。
4つ目は、「優先順位」を付けることです。「企業の志望度によって優先順位を付けてスケジュール管理していた。説明会が重なった場合などは、第1志望群以外をやめた」など「限られた時間なので、『何をやめるのか』決断できるようにしていた」という先輩がいました。
時間の作り方と合わせて挙がっていたのが、体調管理の重要性です。時間と体調をコントロールし、成果を上げるために日々工夫することは、社会人になっても役立ちます。意識をするだけでも、変わると思いますので、先輩の事例にならい、自分なりに行動してみましょう。(リクルートキャリア『就職みらい研究所』研究員・岩元洋介)
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