--どんな船長になりたいか
「船長にもいろいろな個性がある。彼らの良いところを見つつ、ただ私ができることと、できないことがある。強烈なカリスマ性をもって引っ張るのは、私のスタイルではないのでは。船長として責任は持つが、各飛行士にある程度任せ、責任を持たせたい。ある意味で、目立たないリーダーだったらいい。メンバーがしっかり仕事をして、リーダーが縁の下の力持ちの立場になりチームが力を発揮すれば、それが一番かな。また、いい意味で笑顔を絶やさないチームになったらいい」
--将来の月探査などが議論されている。今回の飛行は、従来の経験のときとは宇宙開発の段階が違うのでは
「まだ私の滞在中の実験は決まっていないが、将来の宇宙探査に向けての技術実証に少しずつ入っているだろう。例えば生命維持装置など将来遠い宇宙に行くときに必要になる技術や、人体への影響などに関する実験を行うことになるのではないか」
--米国の新しい宇宙船に搭乗する可能性もあるが
「まだはっきりしないが、新しい宇宙船に乗ることには興味がある。私の前に野口聡一飛行士も飛行するので、2人で新しい宇宙船に乗れるといいなと思う。新宇宙船の運用を理解したい」