役割と評価を
3月に「65歳超雇用推進マニュアル」を発行した「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」(千葉市)の浅野浩美雇用推進・研究部長は「新しい職場や役割で、どうすれば自分らしく働けるのか、気持ちの切り替えが大事だ」と指摘する。過去の立場にこだわらないことはもちろん、部下や、役職に頼らずに仕事を進める力がより求められるという。
一方、シニアを雇用する企業側は、役割や期待している仕事を本人や周囲にきちんと伝えることが重要だ。また、期待した役割を果たしているか評価することも欠かせない。
浅野氏は、「定年後も働きたい人は、職場で役に立ちたいと思っている。企業も本気で戦力としてとらえ、力を十分発揮してもらわないともったいない」と話している。
◇
アクティブシニアの日 シニア世代をより元気でアクティブ(活動的)にすることを目的に、シニアを応援するサイトを運営する会社が制定し、日本記念日協会に認定された。日付は4と28で「シニア」と読む語呂合わせから。