10日午前10時40分ごろ、秋田県鹿角市十和田大湯の山林で、ツキノワグマに襲われたとみられる性別不明の遺体が見つかった。付近での熊による死者は4人目。熊は午後2時ごろ、遺体発見現場付近で地元猟友会員によって射殺された。
遺体は熊にかじられたとみられ損傷が激しいが、鹿角署は、8日に山菜採りに入り行方不明になっていた青森県十和田市相坂小林、自営業、鈴木ツワさん(74)の可能性があるとみて調べている。
付近では5月21日から22日にかけて79歳と78歳の男性が、30日に65歳の男性がいずれも熊に襲われて死亡している。専門家は襲ったのは同じ雄とみていた。鹿角署は山に入る人にチラシを配るなど注意を呼び掛けていた。