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≪学生自らが組み立てる学びのスタイル≫
16年度から新しい学びのスタイル『RIKKYO Learning Style』が導入される。学生が自ら設定した目標に向かって4年間の学びを自発的に組み立てる、新たな学びの体系だ。
--学びの体系が一新される
「学生は学部の専門科目や全学共通の教養科目など正課の授業に加え、正課外の留学やクラブ・サークル、ボランティア活動などさまざまな活動を通じて成長する。これらを統合して捉えるプログラムに切り替える。この4年間を導入期、形成期、完成期に分け自発的な学びを促しながら、なりたい姿になれるようあらゆる場面でサポートする」
--学びを支える仕組みは
「入学後の半年間で、『学びの精神』と『学びの技法』という2つのアプローチから大学で学ぶための基礎を身につける。この導入期を経て、形成期では学生自らが設定した将来像に向かって学びが進んでいるかをチェックする。導入期から完成期までの成長プロセスが『見える化』され、いつでも自分の立ち位置と目標を確認しながら成長を振り返ることができ、将来のキャリアを考えるときに役立つ」
--新たに展開するグローバル教養副専攻とは
「学部の専門に加え、もう一つの専門を身につけるのが狙いで、グローバルかつ複眼的に物事を捉える能力を養う。全ての学生が履修可能で、どのコースも日本について学び、海外を体験する」
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【プロフィル】吉岡知哉
よしおか・ともや 1976年東京大学法学部卒。法学博士。80年立教大学法学部助手、同講師・助教授を経て90年同教授。2002年法学部長、10年4月から総長。62歳。東京都出身。