--立教らしいビジョンづくりの過程で今後の方向性も明らかになった
「リベラルアーツと国際性の柱があるから、ビジョンステートメント『Lead the Way』を実践できる。このビジョン策定の過程で、キーワードとして空間軸ではグローバルとローカル、時間軸ではイノベーションとトラディションが出てきた。これらを掛け合わせながら行動指針となる3つのバリューを設定した」
--3つのバリューとは
「『自分を拓く』『世界を拓く』『未来を拓く』。それを現実のレベルに落とし込むため、海外への学生派遣の拡大など9つのアクションプランを動かしている」
--具体的には
「グローバルに関しては創立以来先進的に取り組んでおり、今後10年でより一層深化させる。その取り組みの一つとして、英語による授業科目のみで学士の学位を取得できるコースGLAP(Global Liberal Arts Program)を17年度よりスタートさせる予定だ。一方で岩手県陸前高田市にサテライトキャンパスを開設したり、各地でボランティア活動に取り組んだり、ローカルとも交流を続けていく」
「グローバルな視点を持ちながら地域貢献も果たす。つまりグローバルにも、ローカルにも活躍できる人間であり、他者と協調しながらリーダーシップを発揮できる国際人の育成だ。またリベラルアーツなど立教の伝統に磨きをかけながら、新たな価値を創造し発信して未来を切り拓く。これにより高い志と構想力を持ち自ら道を拓いていくことができる人材を育成する」