--製品化に向けてのスケジュールは
「米国、カナダの政府当局と申請に向けた準備協議を慎重に行っているところなので、協議結果を受けてスケジュール感が見通せるが、カナダ・ケベック市の工場建設計画も進めており、23~24年のシーズンに稼働できるよう考えている。同工場が稼働すれば、当社のVLPワクチンが米国市場の約1割を占める規模感になる」
--日本国内での展開は
「現時点ではスケジュール感も含めこれから検討するというところだが、まずは北米での足元を固めたい」
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【プロフィル】多田俊文
ただ・としふみ 米ボストン大院経営学修士課程修了。2005年、田辺製薬に入社。タナベ・インドネシア経営企画室長、シンガポール駐在員事務所長、MTファーマシンガポール社長などを経て、17年に海外事業推進部長に就任。18年から現職。福岡県出身。