「サッカーには夢がある」…再建託された通販の顔 J1長崎、高田社長の大きなビジョン (3/3ページ)

V・ファーレン長崎は、ドイツ1部リーグ、ブンデスリーガのバイヤー04レバークーゼンと育成業務提携。さらなる飛躍を狙う(V・ファーレン長崎ホームページより)
V・ファーレン長崎は、ドイツ1部リーグ、ブンデスリーガのバイヤー04レバークーゼンと育成業務提携。さらなる飛躍を狙う(V・ファーレン長崎ホームページより)【拡大】

 今を生きる

 年齢より若く映る顔立ち。歩数計を携帯し、歩かないと気が済まないそうで「もう50歳だからとか、後ろ向きな人がいるけど、今を生きる限り年を取らない。いつも夢を持ち続け日々精進」と、元気の秘訣を話す。

 昭和61年にジャパネットの前身のカメラ店「たかた」を設立。平成2年に地元放送局でラジオ通販を始め、6年にテレビショッピングを開始すると独特な口調が人気を集めた。27年に長男、旭人氏に社長を譲り、現在は年商2千億円に迫る。「辞めても次の夢が続く。目指すものが見えるから今日を力強く生きられる」。

 クラブの発展のため奮闘する日々に「自分が成長できるから、結果はわからないけどやることに意義がある。何歳になっても楽しい」。テレビで聞く甲高い声より少し低い調子で、穏やかに笑った。