応援メークやグッズでアピール スポーツチーム・団体など 女性ファン拡大 (2/2ページ)

資生堂のイベントブースでメークをしてもらうファンの女性(右)=7月17日、千葉市のZOZOマリンスタジアム
資生堂のイベントブースでメークをしてもらうファンの女性(右)=7月17日、千葉市のZOZOマリンスタジアム【拡大】

  • 写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿されたTシャツやバッグなどBリーグの観戦グッズ

 この日、マリンスタジアムのブースには約560人が訪れ逆転勝利を後押しした。東京都の20代会社員、合津直子さんは「きれいにして好きな選手を応援できるのがうれしい」と笑顔で話した。

 日常使える

 2016年9月にスタートしたプロバスケットボール男子Bリーグは初シーズン、220万人以上の観客を集め、その約半数が女性客だった。

 「敵味方を超えて同じ競技を楽しめる連帯感があり、初めてでも溶け込みやすい。バスケットボールは女性の競技者が多いことも後押しになった」(関係者)という。

 女性に関心を持ってもらえるよう工夫。シーズン半ばからは吸水性の高いタオル、後ろ姿がかわいい格好のTシャツといった日常使える観戦グッズを投入した。写真共有アプリ「インスタグラム」にも投稿、PRしている。

 担当者は「見た目の良い記念品を求める男性に対して、女性には普段から使える機能性もないと興味を持ってもらえない」と指摘、今後もニーズに合わせた商品を企画していく考えだ。

【用語解説】スポーツ観戦女子

 野球や相撲、サッカーなどの会場に積極的に足を運び応援する女性客。「カープ女子」は「2014ユーキャン新語・流行語大賞」で入賞した。

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