離れた場所にいる役者が共演 CGキャラがリアルタイムで観客に反応 テクノロジーが変えるライブエンターテインメント (3/4ページ)

2017.5.29 18:30

超歌舞伎2017で初音ミクと同じステージに立って共演する中村獅童さんオフィシャル写真 (C)超歌舞伎
超歌舞伎2017で初音ミクと同じステージに立って共演する中村獅童さんオフィシャル写真 (C)超歌舞伎【拡大】

  • 超歌舞伎2017で人物だけを切り取ってスクリーンにリアルタイムに投映するKirari!の技術オフィシャル写真 (C)超歌舞伎
  • 前13台、後13台のプロジェクターから角度を変えた映像を投映し立体感を持たせる技術
  • キャラクターのパフォーマンスに対するライブ会場からの声援がリアルタイムで反映されるARperformers

 この超歌舞伎を技術面でサポートしたNTTは、ニコニコ超会議2017にも、「NTT超未来研究所 episode4」というブースを出展して、最新の技術をエンターテインメント風にして見せていた。そのひとつが「すごい立体映像を投映してみる」技術。前から13台、後から13台のプロジェクターで平面のディスプレイに映像を立体的に投映するもので、前に立った人が左右に移動すると、投映されている人物の見える角度が変化する。

 ステージなどで正面以外の場所から見た場合、生身の役者は顔の側面が見えても、平面に投映されたキャラクターはそうは見えない。この技術なら、CGのキャラクターにも生身のような立体感を与えられる。超歌舞伎で使われたKirari!と組み合わせれば、より臨場感のある中継も可能になりそうだ。

 生身ではないが、実在しているようなキャラクターたちが歌って躍るライブエンターテインメントには、ユークス(堺市堺区)が手掛けるAR perfomersがある。シンジ、レイジとダイヤによるレベルクロス、レオンといったCGによって描写されたキャラクターたちがスクリーンに投映される形で登場し、歌や踊りといったパフォーマンスを繰り広げる。

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。