--キヤノンの医療分野をどう拡大するのか
「現在、技術の棚卸しをしている。画像処理、レントゲン、CT(コンピューター断層撮影装置)、ネットワークなどの技術だ。京都大とは乳がん検査のための光超音波診断装置を共同開発しており、商品化していきたい」
--宇宙ロケット事業にも参入している
「安価な民生用部品を使ったJAXA(宇宙航空研究開発機構)の小型ロケットの開発に参加している。人工衛星は世界各地の農作物の生育状況から温度まで観測でき、幅広い分野でニーズがある。また、技術はカメラなどの分野への応用も期待できる。時間はかかるが、引き続き取り組んでいく」