昨年6月には、台湾を訪れてセミナーを実施した。中古物件を購入した際のリスクを分かりやすく説明した上、9%超の利回り事例を挙げて「不動産投資をするなら、一棟の新築マンションを薦めたい」などと訴えた。「セミナーの参加者は、予想を超える利回りの提案に驚いていた」(佐々木社長)。既に何件か引き合いが来ており、今後も香港やシンガポールなどへの進出を見据える。
世界中の投資マネーが不動産に流れている中、世界の経済状況などを正しく理解してしないと、資産運用のための投資がマイナスになってしまう。そうならないための知識が重要であり、その知識を“事業”として売っている企業が金太郎ホームといえる。
佐々木社長の口癖は「建設業界の星野リゾートになりたい」。地方の温泉旅館の既成概念を打ち破り、温泉旅館スタイルのラグジュアリーホテルを海外でも通用するブランドに育てた星野佳路社長が目標だ。