吉野家「ご当地鍋」
外食業界でも牛丼チェーン「吉野家」が11月に初めて地域限定の「ご当地鍋」の発売を始めた。5つの地域に分けて「北海道みそ鍋膳」など郷土料理や食材を使ったのが特長だ。開発は5つの地域会社が主導。昨年の同時期に投入した「牛チゲ鍋膳」の約2倍の販売を記録しているという。
一方で、コンビニエンスストアも地域に密着した商品開発を強化している。セブン-イレブン・ジャパンは東京主導で商品開発を行っていたが、昨年から地域の担当者に権限を委譲した。「地域限定品の販売は好調」(広報)。2017年度までに地域限定商品の比率を15年度の1割から5割に引き上げる。
消費者も全国一律に売られる標準品に飽きている側面があり、「メーカーが商品の魅力や楽しみ方を提案する時代になった」(キリンビール布施社長)との声も出ている。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及で、消費者が地域特性を出した商品を楽しむ傾向も強まっており、メーカーの開発姿勢にも変化が求められている。