差別化で進化する自販機 ダンス、方言、外国語対応…工夫こらして囲い込み (2/4ページ)

人気アーティストとダンスで共演できる江崎グリコの自動販売機=大阪市阿倍野区のあべのキューズモール
人気アーティストとダンスで共演できる江崎グリコの自動販売機=大阪市阿倍野区のあべのキューズモール【拡大】

  • 人気アーティストとダンスで共演できる江崎グリコの自動販売機=大阪市阿倍野区のあべのキューズモール
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  • 商品購入後にスマートフォンをかざすとポイントがたまるダイドードリンコの自動販売機

 自販機は小型のカメラを備えており、ディスプレーには購入者とアーティストの映像が合成され、3人で一緒に踊っているように映される。このダンス映像は終了後にスマートフォンに転送して再生することも可能。アーティストには若者に人気の「AAA(トリプルエー)」「TRF(ティーアールエフ)」「Da-iCE(ダイス)」の3グループから計17人を起用した。

 セブンティーンアイスは昭和58年に「17歳の女子高生向けアイス」として誕生。現在は全国にある専用自販機2万台で販売している。サイバーベンダーは大阪のほか、川崎市幸区のラゾーナ川崎プラザ、名古屋市中区の名古屋パルコに計3台設置されている。

 グリコの担当者は「ダンスでたっぷり汗をかいたあとのアイスは特におすすめ。若者の話題になれば」と話している。

 方言で日本列島縦断

 一方、飲料の売上高の8割を自販機が占めるダイドードリンコは多種多様な自販機を展開している。

平成12年から「おしゃべり機能」を備えた自販機を投入。この自販機は…