ソニーは8日、携帯型音楽プレーヤー「ウォークマン」の最上位モデル「NW-WM1Z」など高音質を追求したオーディオ機器の旗艦モデル4機種を10月29日に発売すると発表した。NW-WM1Zは新開発したフルデジタルアンプなど高音質を追求した結果、市場想定価格が30万円(税抜き)とウォークマン史上最も高価なモデルとなった。
1本の端子で左右の音声信号の混合を防ぐ業界標準規格のバランス端子を初めて採用したほか、ヘッドホンの最大出力も大幅に向上。アンプは「ネイティブ再生」機能により、デジタルでありながら自然の音源に近い再生を実現した。
シャーシも音質にこだわり、抵抗値の低い無酸素銅を削り出して加工。金メッキを施したため、455グラムとずっしりとした重量感だ。下位モデルの「NW-WM1A」も同じアンプを搭載したアルミシャーシで、市場想定価格は12万円。