北陸工場は缶コーヒー「ワンダ」などの清涼飲料水を生産し、生産能力は年間1600万ケース。現在、北陸工場内で使用しているLPG燃料は液体のため、貯蔵タンクや気化器、受け入れ用コンプレッサーといった設備が必要で、維持管理費といったコストがかかるうえ、法定検査など手間がかかる。
燃料転換に伴う設備投資額は約7700万円を見込むが、コスト削減効果は年間1600万円に達するという。
北陸地方では13年12月から国際石油開発帝石の直江津LNG基地(新潟県上越市)の運用が始まり、富山市へ延びるパイプライン「富山ライン」が北陸工場の近くを通ることが決まったことから、都市ガスへの切り替えを決めた。