川崎重工、ロボ技術を一般にアピール お台場にきょう展示施設開設 (1/2ページ)

川崎重工業がお台場に開設したショールームに展示されている双腕ロボット「デュアロ」=5日、東京都港区
川崎重工業がお台場に開設したショールームに展示されている双腕ロボット「デュアロ」=5日、東京都港区【拡大】

 川崎重工業は5日、東京・お台場に産業用ロボットのショールーム「カワサキ ロボステージ」を開設すると発表した。これまで企業向けの展示施設はあったが、一般の消費者にもロボット技術を知ってもらうため、新たに開設を決めた。6日から営業を開始する。

 5日に開いたオープニングセレモニーで、川崎重工の金花芳則社長は「若者にロボットの魅力を体感してもらいたい」と抱負を述べた。

 ショールームには、自動車の製造ラインで使う大型の溶接ロボットや、食品工場ですしを握る人間の両腕の形をしたロボットなどが展示されている。来場者にも楽しんでもらうため、似顔絵を描くロボットも配置した。仮想空間(VR)を楽しめるロボットアトラクションも今年の冬に展示する予定だ。

川崎重工は1969年に日本で最初の産業用ロボットを投入