楽天は4日、国内で2番目の規模のネットオークション「楽天オークション」を10月末で終了すると発表した。これに伴い、来年3月をめどに運営子会社を清算する。
楽天オークションは「ヤフーオークション」に対抗するため、楽天とNTTドコモが共同出資して運営子会社を設立、2005年からネットオークションのサービスを続けてきたが、ヤフーの牙城を崩せなかった。
またメルカリなどフリーマーケットアプリの利用者が近年急増していることなどから、伸び悩んでいた。
一方、楽天はフリーマーケットアプリ「ラクマ」を14年から開始しており、今年2月には楽天オークションの流通総額を上回っていた。10年間続いた楽天オークションの終了後は、個人間の商品取引はラクマに集中させる。