スマートフォンでも苦戦が続く。調査会社のカウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチによると、高級スマホ市場で13年にシェア20%を誇ったソニーは米アップルとサムスンに押され、15年は1%に転落。アナリストのシャー氏は「インパクトのある商品がなかった」と分析する。低価格帯でも中国や地元勢が席巻し、食い込めていない。
パナソニックや日立は、インドでも評価が高いエアコンや高級冷蔵庫などを武器に市場での巻き返しを図る。
ただ、家電量販店オーナーは「(日系メーカーの製品は)中間層には少し高く、サービス網でも韓国勢に劣る」と指摘した。(ニューデリー 共同)