東芝傘下WH、米で原発50基受注目指す (1/2ページ)

2016.7.23 05:00

東芝エネルギーシステムソリューションのダニー・ロデリック社長=22日、川崎市(寺河内美奈撮影)
東芝エネルギーシステムソリューションのダニー・ロデリック社長=22日、川崎市(寺河内美奈撮影)【拡大】

 東芝のエネルギー部門のトップで、米原発子会社ウェスチングハウス(WH)会長のダニー・ロデリック氏は22日、今後25年以内に老朽化による建て替えが必要な米国の原発100基のうち、50基程度の受注獲得を目指す方針を明らかにした。原発の寿命は40~50年で、米国で建て替え需要が今後急増する見通し。

 ロデリック氏は「米国には寿命を迎える100基の原発があり、電力会社はこの10年で次を考える必要がある」と述べた。再生可能エネルギーへの代替もあり、100基すべてが原発に置き換わる可能性はないとしながらも「少なくとも半分は取りたい」とした。

 東芝とWHは沸騰水型軽水炉(BWR)と加圧水型軽水炉(PWR)の2つの原発を手がけている。ロデリック氏は「一度に複数の原発を建設できる能力がある」と述べ、建て替え需要に十分に対応できると強調した。

 東芝(WH含む)は米国の老朽原発の計画とは別に、2030年度までに世界で45基以上の新規建設を目指す受注目標を掲げている。米国と中国で8基の受注が確定し、来年にはインドで6基受注する見通し。英国やトルコとも交渉中で、残りについて「メキシコやカナダ、ブラジルでも受注を期待している」と語った。

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