ソフトバンクグループは4日、スマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」を手掛けるガンホー・オンライン・エンターテイメントの保有株式の約9割を売却する方針を明らかにした。ガンホーが株式公開買い付け(TOB)を実施して、ソフトバンク側が売却する株式を取得する。買い付け総額は約730億円になる見通し。
ガンホーによると、ソフトバンク側から売却の打診があったという。ソフトバンクグループと子会社の持ち株比率は計28%強から2%程度まで低下する見通し。ガンホーは持ち分法適用会社から外れる。
ソフトバンクグループは、中国の電子商取引(EC)最大手アリババグループの株式約1兆円相当を売却することも発表しており、目的について「財務体質の改善と事業強化のため」と説明している。