韓国のサムスン電子が28日発表した2016年1~3月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比11・7%増の約6兆6800億ウォン(約6500億円)と大幅な増益となった。
新型スマートフォン「ギャラクシー」の「S7」と「S7エッジ」の販売が好調だったITモバイル部門が、全体の業績をけん引した。今年に入ってから為替相場がウォン安ドル高に振れたこともプラスに寄与した。売上高は5・6%増の約49兆7800億ウォンだった。
ITモバイル部門の営業利益は約4割増え、3兆8900億ウォンに上った。半導体は2兆6300億ウォン、家電部門は5100億ウォンの利益をそれぞれ上げた。
聯合ニュースによると、サムスンの1~3月期の設備投資は、半導体とディスプレーを中心に4兆6千億ウォンとなった。(共同)