■薬剤使わず粘着シートで捕獲
シャープは、蚊取り機能を搭載したプラズマクラスター空気清浄機「蚊取空清(FU-GK50)」を4月23日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、5万円前後(税抜き)。
蚊の習性と空気清浄機の吸引力を利用し、薬剤を使わず粘着式「蚊取りシート」で蚊を捕獲するプラズマクラスター空気清浄機。昨年10月から蚊の被害が大きい亜熱帯地域の東南アジア諸国連合(ASEAN)6カ国で先行販売したところ、予想の2倍近い台数が売れたという製品を日本仕様にして発売する。
本製品の開発に携わったシャープ・エレクトロニクス・マレーシア アジア生活ソフトセンタースーパーバイザーのオイ・チュンチェン氏によると、ASEANの人々にとって空気清浄より蚊の対策のほうが重要で、日常的に殺虫剤を使っている一方、それらによる健康への不安も抱えているという。
そこでマレーシア保険省医療研究所の協力を得て、研究を開始。蚊の習性を学び、1万匹以上の蚊を使って67回テストを行なった結果、3つのステップで蚊を捕獲できることが分かったという。