NTTコミュニケーションズが、米ネットフリックスやアマゾンなど動画、音楽の配信事業者との提携サービスを検討していることが2日、分かった。SIMカード購入者に対し、提携事業者の利用料金を割り引くほか、提携先のサービスを利用する際にはSIMカードの通信利用量が減らない「カウントフリー」と呼ばれる機能を提供することを想定している。
NTTコムのネットワークサービス部販売推進部門の岡本健太郎担当部長は、産経新聞の取材に対し、配信事業各社と協議中であることを明らかにした上で、「3、4月で協議を終え、6月までには提携先とのサービス内容を明らかにしたい」と述べた。
仮想移動体通信事業者(MVNO)は増加傾向だが、今後は淘汰も進むとみられ、NTTコムは他事業者と提携することで差別化を図る。