百貨店や製菓大手など各社の来年のバレンタインデーに向けた商戦が早くも始まった。近年はオフィスなどで配る「義理チョコ」などが減る一方で、女子会や親しい友人、自分へのご褒美などに購入するニーズが高まっている。各社とも海外ブランドの限定品などを取りそろえ、顧客の取り込みを図っている。
西武池袋本店(東京都豊島区)は14日、2016年バレンタインデー用チョコレートのインターネット販売開始に合わせ、一部商品を来店客に試食用としてふるまった。欧米の有名デザイナーとコラボレートした限定商品など約120ブランドを用意。来月23日からは特設売り場も設け、前年比10%増の売り上げを狙う。
三越銀座店(東京都中央区)はベルギー産ブランドチョコを詰め合わせた「ベルギーセレクションボックス」(3240円)や日本酒やサンショウなどの和の食材を利用したチョコ「ジャパンセレクションボックス」(2700円)の限定商品など約70ブランドをそろえた。