Googleは10日、東京・六本木でアジア太平洋地域の報道関係者を対象にした説明会を開いた。エリック・シュミット会長は米国ワシントンDCからビデオで参加し、より多くの人がインターネットを利用できる環境を作りたいと述べた。
コンピューターが人間の脳のように学習する機械学習のソフトウェア「TensorFlow(テンサーフロー)」を、他の企業が無償で使えるようにするとGoogleが発表した直後だったこともあり、記者たちから機械学習や人工知能に関する質問が相次いだ。
TensorFlowの狙いについては「業界全体の進歩はGoogleのメリットになる」と先を見据えた戦略があると話した。GoogleはAndroid OSでも同様の取り組みを行い成功を収めている。一時的に競合企業も助けることにつながるが、最終的には機械学習でもGoogleがリーダーシップをとる将来を描いているようだ。